関東の浄水場で検出されたホルムアルデヒドの原因物質が特定
利根川・江戸川水系の浄水場の水道水から水質基準値を超えるホルムアルデヒドが検出されて、1週間近く経ちます。
原因物質の特定が難航していましたが、それが工業用に使われる化学物質ヘキサメチレンテトラミンが主な原因物質となっていることが判明したそうです。
ヘキサメチレンテトラミンというのは、樹脂の硬化促進剤や農薬の有効成分を安定させる補助剤、医薬品の原料などに使われる有機物なんだそうで、海外では保存料としても使用されているものです(日本では法律で禁止されています)。
毒性は低く、摂取してすぐに体を害するわけではありませんが、WHOなどで定められた1日許容摂取量は体重1キロ当たり0.15グラム。
多量に摂取してぜんそくになったという事例もあるそうです。
流出した量は0.6~4トンと推定されていて、これを年間1トン以上扱う事業所は法律で届け出が必要となっていますので、該当する事業所は群馬県に3事業所、埼玉県に2事業所の計5事業所。
汚染源が絞られてきたわけです。
各浄水場はすぐに取水を停止したりして対応が早かったのですが、このようなことが起こったり、また今の状況が長引いたりすると心配になってきますよね。
なので普段から万が一の時に備えて違う水源からの確保しておくと、このような時でも安心です。
震災の時、ミネラルウォーターの買い占めが起こりましたが、ウォーターサーバーを家庭や職場に導入していた方々は、安全な水を手にしていましたからね。
ミネラルウォーターを扱うウォーターサーバーの会社は、各会社それぞれ全国各地の名水を提供していますので、安心と言えるでしょう。
また、天然のミネラルウォーターではなく、全国各地にプラントを持って、“RO膜”という特殊な膜で水をろ過した“RO水”を提供している会社もあります。
- RO膜について知りたい方はこちら⇒逆浸透膜(RO膜)は放射性物質を除去できる?
代表的な会社はアクアクララですが、会社の対応も早く、該当エリアでの検査を実施、ホルムアルデヒドが検出されなかったことが確認されています。
RO膜を使っていますから、問題なさそうなのもわかりますね^^
今、福島第一原発4号機の倒壊リスクも騒がれていますし、備蓄水の確保はこれから大切になってくると思います。
ぜひ万が一に備えて安全な水を確保しておきましょう。