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金町浄水場から検出された放射性物質の危険性は?

3月23日に、葛飾区にある金町浄水場から、乳児の規制値を超える放射性物質が検出されたというニュースがありました。
金町浄水場は、東京23区と武蔵野・町田・多摩・稲城・三鷹の5市に水道水を供給している浄水場です。

非常に多くの人が集まる地域をカバーしている浄水場なんですね。

厚生労働省が示している乳児向けの基準は100ベクレル/kgとなっているのですが(大人は300ベクレル/kg)、検出された放射性ヨウ素は210ベクレル/kgを検出したそうです。

この数字を見て、どう思いますか?
乳児の基準値を2倍も上回り、大人の基準には満たないものの、
大人でも気をつけるべきでは?と思ってしまいませんか?

確かに乳児に関しては、東京水道局が、
「乳児による水道水の摂取を控えるようにお願いする」
と会見していました。

しかし、一般の大人は健康に問題ないんですね。
飲用はもちろん、生活用水として使っても構わないと言っています。
なので、大人用にミネラルウォーターを買いだめしておく必要はありません。

また、乳児の場合も全くダメというわけではなく、
「代替えとなる飲料水が確保できない場合は、摂取しても差し支えない」
とも言っているんですね。

非常に情報の判断が難しいだけでなく、情報は時間と共に変わるものなので、
最新情報に注意を払わなければいけませんが、
数値だけを見てビックリしてミネラルウォーターの買い占めに走らないように、
きちんと知識を付けて、自分で判断できるように気をつけなければいけません。
買い占めることで、子供達が困りますから、モラルある行動が求められていますからね^^;

注目して欲しいのは、基準値、測定値に使用しているベクレルという単位です。


“ベクレル(Bq)”というのは、放射性物質が放射線を出す能力を表す単位で、
放射線による人体への影響度合いを表す”シーベルト(Sv)”とは異なります。

つまり、ベクレルという単位は、数値が大きいことが放射線をたくさん出していることになりますが、
簡単に言うと、放射線には種類があって、人体に影響を与えるもの、与えないほど弱いものがあるんです。
そういうものも含めて”放射線”としてひとかたまりに表しているものなので、
ベクレルの数値が大きいからと言って、人体に影響を与えるかどうかはわからないのです。
ただ、多いほど影響を与える可能性は高いので、今回のように高すぎる数値は注意レベルと見て良いでしょう。

一方、シーベルトというのは人体に影響を与える単位なので、
この数値のレベルは気にしておいた方が良さそうです。

人体に影響の出る可能性の生じるのは、年間100ミリシーベルト以上の量を受けた場合です。
何ベクレル受けるとどれだけ被ばく(何シーベルト受けるか)するかは、
放射性物質の種類、取り込み方(吸引か経口か)、私たちの年齢などによって変わります。

詳しい計算は、東大病院放射線治療チームがtwitter上で解説しています。

放射性物質の種類を特定するのは難しいですが、
少なくとも年齢が低いほど影響は大きいことは言えます。

現状は、乳児に関しては、飲んだからといって影響がでるわけではありませんが、
飲ませすぎには気を付けた方が良さそうです。
特に粉ミルクは直接ですので、気をつけなければいけませんね。
(母乳は大丈夫なんだそうです)

だからといってミルクの量を極端に減らすのは、それはそれで健康上良くありません。
何事も極端になり過ぎてはいけません。

少なくとも、大人しかいない家庭でのミネラルウォーターの買い占めは止めましょう。
乳児は大人よりも放射線に対して敏感です。
飲んでも問題のない大人が買い占めるのではなく、できるだけ乳児のいる家庭に回したいですね。

ママさんで、自分の子供への影響が心配な方はこちらもご参考にしてみてください。
9ヶ月乳児の母で「かおりん」さんという、普段は放射線を使う業務を専門にやっている方が
放射性ヨウ素についてツイートしてくれたもののまとめです。

放射性ヨウ素のわかりやすいまとめ~東京の水道水が不安な乳児持ちママさんへ~

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