生水は飲んでも大丈夫?
“生水”というのは、煮沸して殺菌処理していない水のことです。
日本では昔、生水を飲む習慣がありました。
井戸から水を汲んで、そのまま飲むことが出来るほど水質が良かったんですね^^
現在は残念ながら、井戸水を直接飲むことは、限られた場所でしか行えません。
海外旅行に行く時には水に気をつけることからわかるように、「生水は飲まない」というのが今では常識です。
日本では塩素処理をした水道水や、ろ過や煮沸をして提供するミネラルウォーターを飲料水として飲まれています。
しかし逆に、ミネラルウォーターの本場、ヨーロッパでは、
ミネラルウォーターと言えば生水であることが常識なんです。
飲んで良い生水と、飲んではいけない生水があるわけですね^^
生水が体に与える影響
私達が普段「生水は危険」と考えるのは、細菌感染が起こるからです。
生水は殺菌処理されていないので、水質汚染された水だと、悪い菌が含まれている場合があります。
細菌は肉眼では見えませんから、見えないものは飲まない方が無難ですよね^^;
逆に、殺菌処理された水よりも生水がメリットになることもあります。
生水にはミネラル成分が豊富に含まれています。
どのようなミネラル成分が含まれているかはその土地の地形などによりますが、
ミネラルは栄養分であり、水の味を決めるものでもあります。
ヨーロッパでは生水から栄養を補給する習慣があるんですね^^
しかし、殺菌のために煮沸をするとミネラル成分も壊れてしまうのです。
もちろん水の本来の美味しさも損ないます。
でも、だからといって安全性を調べていない生水を飲むのは危険ですよね^^;
もし検査されていて安全な生水に出会うことがあったら、ぜひ飲んでみてください。
安全な生水はどこにある?
お寺や神社
まず身近なところでは、神社やお寺です。
特に水の神様を祀っているところには多いのですが、飲水用に持ち帰りを許可しているところがあります。
神社では”ご神水”とも言われていますね^^
そのようなところは近くに豊かな森があったり、豊富な地下水があったりなど、
水がきれいな場所で、その土地ならではのミネラル成分が含まれています。
地元の人がタンクで水を汲みに来たりするような水の名所もありますので、旅行先で参拝する際、そのような水があるかチェックしてみると良いですね^^
名水百選に選ばれている場所
その他には名水百選に選ばれている場所です。
“名水”といっても、その意味は”水環境が保全されている”という意味で、必ずしも飲用に適するわけではないのですが、飲料用にも適した生水に出会う確率が高いので、飲めるかどうか確認してみて下さい。
海外のミネラルウォーター
日本のミネラルウォーターは、安全性の面から採水された水は過熱やろ過などを行ってボトリング・販売されています。
なので、”生水”ではないのですが、海外から輸入されてくる水は、”生水”である可能性が高いです。
それを調べるには、ペットボトルのラベルの裏を見て、ナチュラルミネラルウォーターと書かれているかどうかをチェックしましょう。
“ナチュラル”が入っているかどうかがポイントですね^^
書かれていればその水は”生水”です。
良質な生水は、毎日飲めば健康的です♪
そのような環境が近くにあるところで住みたいですね^^