熱中症になりにくい体質を作ろう

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2013年の夏は始まったばかりですが、7月1日～7月14日に熱中症で運ばれた人の数は、ここ数年だけで比較してもダントツに多いのだそうです。
観測史上最も暑かったとされる2010年と比較しても10倍以上も多いとのこと。

というのも、2010年はこの時期はまだ梅雨で、8月に向かうにつれて少しずつ暑くなっていきました。
だから少ないのですが、「それじゃ、比較してもしょうがないよね」と考えるのはまだ早いです。

今年の夏は、ワンクッションを置かずに急に2010年の8月並みに暑くなったということ。
つまり、体が慣れないうちに猛暑に突入してしまったんです。
そのために熱中症を引き起こす人が多くなっているんですね＞＜

そして、冷房に慣れ過ぎて汗をかきにくい体になっているのも、もう１つの熱中症の原因です。
暑さになれている東南アジア周辺の国では「熱中症」という概念はないそうなので、熱中症は日本人の現代病ともいえる症状なんです＞＜

熱中症にならないために大切なことは、水分や塩分を摂取すること。
そして、汗をかくことが大切です。

「熱中症は日本人の現代病」といいましたが、これは、現代の日本人が汗をかきにくい体になっているということです。
その理由として挙げられるのが冷房です。

今の日本では街のどこに行っても冷房が効いているのが普通になっています。
オフィスでも、家でも、スーパーやレストランなどお店で冷房がかかっていないところはほとんど見かけません＾＾；

そしてそれに慣れ過ぎて、汗をかくのが不快に感じる人もいます。
特に女性の場合はメイクが崩れたりしますし、汗のニオイも気になりますよね＾＾；
そうやって、汗をかかない生活を好むようになってきました。

冷房を使うこと自体は悪くないのですが、朝から晩までずっと冷房にいると、暑さに対して弱くなってしまいます。
汗腺が衰えてしまうのです。

人はなぜ汗をかくのか？というと、それは熱くなりすぎた体温を調節するためなんです。

体に熱がこもると、汗腺で汗が作られます。
汗をかくと次は、蒸発する時に熱を奪っていきます。
これで体温を調節しているんですね＾＾

でも、冷房に慣れ過ぎて汗腺が弱ると、汗をかきにくくなります。
そうすると暑い時には体に熱がこもり、熱中症になってしまうんです＞＜

なので運動や、入浴や発汗性のある食べ物でも良いので、1日1回は全身で多めの汗をかくようにしましょう。
汗をかいて汗腺を鍛えると、汗をかきやすい体質になります。

もちろん、その時には水分補給は忘れずに＾＾

トレーニングをしていても、水分補給が少ないという人も結構います。
水分補給しないと体内の水分が少なくなり、出てくる汗もドロドロになってあまり良い状態ではありません。

運動をしていなくても、人は飲料水だけでも1日1.5リットル必要とします。
運動をすればさらにプラスして必要です。

運動をしている時は、汗をかいていなくても水分補給、汗をかいたら、水分に加えて塩分補給も必要ということを頭に入れておきましょう。
ただし取り過ぎには注意です＾＾；

汗をかいた後、牛乳やヨーグルトなどの乳製品をとることがオススメです。
牛乳には、血液を増やす働きがあります。
体内の血液が増えると発汗しやすくなるんです。

血液に水分が多く含まれているから、脱水に強くなるんです。
汗かいた後に１、２杯牛乳を飲んでみましょう＾＾

体温を調節するために汗をかくことが必要ですが、それは目的の途中段階。
体温調節の仕組みのところでも説明しましたが、汗は蒸発する時に熱を奪ってくれますので、汗をかくことに加えて蒸発させることが必要です。
汗は乾くことに意味があるんですね＾＾

そのためにやりたいことは、汗は叩いて拭くということ。
完全に拭き切らないで、少し残すということです。
完全に拭きとってしまうと、蒸発させる汗がなくなってしまいます。
適度に湿っているくらいがちょうど良いのです。

ただしこれは、運動している時ではなく日常生活での汗の場合の話。
運動している時はどんどん汗が出てきますので、その場合は拭き取りましょう＾＾
びしょびしょになり過ぎると、上手に蒸発出来ませんからね＾＾；

無理に運動をして熱中症になっては元も子もありません。
水分補給、塩分補給は絶対に忘れずに＾＾
蜂蜜、オレンジジュース、レモン果汁、塩などを混ぜた特性ドリンクを作っても良いですね＾＾

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